大阪府のとある高校で、男子生徒に対して、バレーボールを至近距離から何度もぶつける動画が投稿されましたね。
昔のスポ根アニメの練習シーンではよく見られる光景でした。
バレーボールのアニメというと｢アタックNo. 1｣が有名ですが、私はあまり観てなかったので、私なりの表現では｢巨人の星｣のオープニングで、ノックされたボールを飛雄馬がエラーして地面に倒れていても、父の一徹が飛雄馬めがけてノックしたボールを何度もぶつけるシーンがありました。
私の親戚の方(女性)はバスケをやってたのですが、その方から以前話を聞いた事があるのですが、昔は練習の一貫として、至近距離からボールを顔面にぶつける特訓を行ったそうです。
勿論避けてはダメ、逃げてもダメ、それどころか鼻血が出て、それを拭ってもダメ、そんな話を聞いた事があります。
賛否両論はあると思いますが、今ではこれも体罰になってしまうのでしょうか？
私も柔道をやってましたから経験があるのですが、指導者や先輩から殴られるなんて事は日常茶飯事でした。
仲には｢愛情の表れなら殴ってもよい｣｢極限状態に追い詰めて成長させるために｣と体罰を正当化する人もいました。
確かに体罰は、暴力で脅して子供を思い通りに動かそうとする、指導者にとって最も安易な方法です。
昔はそれが正しいと思われていましたが、自分もそう指導されたからと、体罰の連鎖を繰り返すのはやめたほうが良いですね。
前にもブログに記載しましたが、スポーツの世界だけでなく、学校での教育指導でも、教師が生徒に体罰で指導を行っていました。
ある教師が言っていましたが｢人間は殴れば能力が上がるんだ｣今では問題発言ですね。
指導者や先輩に対して｢絶対服従｣で師弟が結びつく時代は終わりました。
子供によっては、ミスして罰せられるのを恐れて萎縮してしまっている方もいるのではないのでしょうか。
仙台市では、教師二名が(男性教師と女性教師)が中二の男子生徒に体罰を行い、その生徒が自殺してしまうという事案が発生しました。
本当に悲しい事案です、体罰問題、いじめ問題、様々なハラスメント問題。
この世の中に人間が存在する限り、完全に無くなるのは難しい事ですね。
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